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ロックの部屋

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CASIOPEA

CASIOPEA『シングル・コレクション』
SINGLE COLLECTION

フュージョン系の音楽は自分の中では、けして主流にはならないのだけど、無性に聴きたくなるときがあります。ロックに聴き疲れたときには、爽やかで軽快なフュージョンが聴きたくなります。

初めて聴いたのは【クルセイダーズ】だったか。でも、やはり一番良く聴いていたのが日本の【カシオペア】1983年作の『ジャイブ・ジャイブ』です。このアルバムは今までの彼らの音楽にポップアイデアを持ち込んだものらしい。

それ以前の彼らの音楽に欠けていたものは何か。爽やかで軽快で気持ちがいい。しかし、それ以上でもそれ以下でもない。ポップスやロックにある恍惚感・カタルシス・熱情か?

『シングル・コレクション』は1979年~1993年の間にだされたシングル曲を集めた物。サウンドの変化を知るのには最適。確かに1983年頃からの作品には、ビートが強調されのりやすくなっている。女性コーラスが導入された曲なんかもあったりする。「ルッキング・アップ」はライブ録音、聴衆の盛り上がり具合が聴きとれます。

「SUN」や「SOMETHING’S WRONG」ではよりアメリカンロック色になっている。けれど、カシオペアの軽快さが消えてしまっている。ロックだったら、わざわざカシオペアである必要もなく、優れた物は他に腐るほどある。いまひとつ好きになれないなこの頃の彼らは。
 
「MAGIC RAY」とか「HALLE」とか、この頃のカシオペアが好きだな。

ライブでの向谷実の軽快なおしゃべりにキーボード、野呂一生の小気味のいいギター、神保彰のタイトなドラムス。グルーブ感。それぞれの楽器がハーモニーになって溶け込んでいて、聴いている者達を爽やかに包み込んでくれる。

最近彼らのライブビデオが見たくなり、昔ベータに録画したビデオ探したんだけど、見つからない。何処行ったんだー。お気に入りだったのに……



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